ワンピースには海賊の他にも山賊が登場しますがその人数はごく少数です。まず、第1巻で出てきた賞金800万ベリーのヒグマ、そしてルフィたちを育てたダダンの一味です。ワンピースが海賊マンガだから当たり前なのですが、それにしても海賊がいるのに山賊の影は薄すぎます。その理由はなぜでしょうか。

まずワンピース世界の地形が理由の1つでしょう。ワンピース世界の地形は、球の周りを赤道のように大陸レッドラインがぐるりと回っています。そしてそれに垂直にカームベルトとグランドラインが回っているのですが、ジャンプ紙面にこの図が以前紹介された時、陸地はこのレッドライン以外は島しか紹介されておらず、大きめの陸地は描写されていませんでした。つまり、ワンピース世界の地球は大陸レッドラインの他は島のみという、極めて大きな陸地が少ない地形なのです。つまりは山賊をやろうにもその行動範囲はレッドラインに拠点を置かない限りは狭く、船を持たざるを得ないという状況である為、必然的に山賊は海賊へと姿を変えてしまうという事なのかもしれません。

もう一つが大海賊時代の到来です。大海賊ロジャーがワンピースの存在を発言したことにより、ワンピースを狙う山賊の出現、山賊から海賊へと鞍替えしたというのもあるでしょう。その鞍替えしたものの中には悪魔の実を食べた強者もいたでしょう。悪魔の実を食べたものは海でおぼれるとはありますがそれ以上にワンピースの魅力には抗えなかったのでしょう。

レッドライン上なら山賊がいてもおかしくはありません。ワンピース世界で一番広大な大陸であり、拠点を置いて組織を巨大化させることもできそうです。悪魔の実を食べていてもおぼれる事はありませんし、力をつけるにはもってこいのような気がします。しかし、ポーネグリフの存在や空島の文明の跡など、古代文明の跡がレッドラインではなくグランドラインという海に集中していることから、ワンピース世界の文明は海で発展しているのかもしれず、レッドラインは巨大ではありますが大半が未開の土地なのかもしれません。未発展の文明の地には山賊も寄り付かないのかもしれません。

レッドライン上での文明の発展の状況とワンピースのレッドライン以外の地形、そしてロジャーの処刑時の発言から始まった大海賊時代など、ワンピース世界での山賊の影の薄さはたくさんの要因が考えられます。もしかしたらこれから先、レッドラインの状況や、詳しい地図などが出て、さらには、強敵として山賊が出てくるかもしれません。これから先に山賊が出てくることを期待しましょう。